『旅の彼方』❘若菜晃子 この一瞬は簡単に過ぎ去ってしまう

読書

『時が過ぎるのって早いな』

いつからだろう、誕生日を迎えることがとても楽しみだったのに、もう一年たっちゃったよ、に代わる瞬間は。

”年を取りたくない、一生このままでいい、過去にもどりたい、、。”

私もそう思ってしまうことは何回かあった。

だけど、今持っている記憶を消してまでも過去に戻りたくはないと強く思う。

旅の目的

本書は、著者の若菜さんが実際に旅をして感じた思いだったり記憶だったり、心に残ったものを書いた日記のようなものである。

彼女は、(本書の中では)24か国の国々を飛びまわり、この本を読んでいると世界各国を旅しているような気分になる。

私も旅行は好きなので、国内でも海外でもこれから時間をかけていろいろな場所に出かけたいな、と思いながら読んでいた。

新しい環境に飛び込むのは人生にとって刺激的だし、アクシデントも多いいだろうがそこからどう立ち直るのかも試されている気がして、後から思い返すと面白かったりする。

実際に出かけて初めて、自分とは考えの違う人がこんなにも世の中にいるんだと身をもって知れるんだろう。

それは悲しくも人種差別されて知る場合もあるし、国ごとで性格の特徴があってどう対応すればいいか徐々に分かってくるんだと思う。

この世の中の困難なことは後から見返すと、たいしてそんな重大ではなくて笑い話になってしまう(批判されそう、そう思って生活してると生きやすいよねっていうこと)、不安になっても迷っても悩んでいても、そんなことは気にも留めず時は流れていく。

今のまま、安定的に挑戦せずに囲まれた世界の中でのみ生きていたら安全ではあるが、果たしてそれは未来の私にとってどのような影響を及ぼすのだろう。

やりたいこと:一人旅

なぜそこまで、一人旅をやりたいのか。

一人旅は、自分の好きなように好きなペースで気を遣わないで出かけれるというところが大きなポイントになるのだろう。

だが、私はそれよりも一人で出かけると一人の人間としてのスキルも向上するのではないかと考えている。

それは、何をやるにもある意味自己責任で、頼る人はいなく自分自身で対処しなくてはならない。自分が行動しなければ何も起きないけど、何も始まらない。

だから動くしかない。

動かないと生きてくことができない。

それが習慣になってくると自分で物事を対処するスキルが身に付き、これから先一人の時でも誰かと過ごしていても、少しは冷静でいられるのではないかと思う。

あとは、知識だけでは補いない心の底から湧き上がってくるものを感じたい。

私にとって物事の重要なことって、自分がそう感じることができる瞬間があるかどうかだと最近は思う。

実感”がほしい。

今日の旅行先は

今日は本の中で、イギリスのコニストンを旅した。

コニストンってどんなところだろう。

私にとって初めて聞いた名前だった。

コスニトン湖がある湖水地方はイギリスの北西部にある自然豊かな地域。

そして驚いたのが、ピーターラビットの故郷として有名であるということ。

この本に出会っていなかったら、コスニトン湖を知らずに過ごしていただろう。知らないからと言って困るわけではないが、それを言われてしまうと理解はできるけど私は納得はいかない。

その時に意味があるものばかり選んでインプットできるならみんなにとって一番いいもかもしれないが、そんなの分からないし人によっても異なる。

湖水地方のことや旅記録を読んでいて、ほんの少しだけ心が豊かになった気がした。

選択をするときに思っていること

これだけ生きていたら、好き嫌いとか自分のことは分かっているつもりだった。

分かっている気になっていたのかもしれない。

どっちがいいんだろう、と迷った時に自分を取り巻く環境を気にしすぎて、自分がしたい選択ができていなかったもかもしれない。

「何事においても冒険しないと人間として広がりがないし」

迷ったら、心がワクワクする方に進もう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

また、どこか旅先でお会いできたら嬉しいです。

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