「好きなタイプは?」
「優しい人かなぁ」
よくある女子会での恋バナを切り出したような会話。
でも、彼女らが言う”優しい人”ってどういう人なのか、ずっと疑問に思っていました。
荷物を持ってくれる人?
ドアを開けてくれる人?
その時に一番欲しい言葉をくれる人?
そもそも正解があるか分からず、恥ずかしながらいつも私は、だよね~と相づちするしかできていません。
(優しい人ってどんな人のことを言うのだろう)
恋愛話をするたびに、この問いが私の頭の中について回っていました。
優しくされると嬉しいけど何か引っかかる
ある特定の人にだけ優しくし、愛す。
最初は、”こんなにも私のことを思ってくれて尽くしてくれた優しい”
”なんて素敵な人と出会えたんだろう”
そう思うだろうし、思っていた時期があります。
しかしある日、その人が別の私以外の人に対して向ける言動や態度が、行動がまるで別人でした。
(そこまで言わなくてもいいのになぁ,,,なんで、そんなに相手のことを悪いところばかり取り上げて悪く言うの)
なんて心の中で思ってしまう。
その事実と平行に、相変わらず私に対しては優しい。
果たしてこの正体は何なのか。これが”愛”というものなのでしょうか。
優しさは、私に好かれるためのただの”手段”で一時的なものになってしまっている。
”こんなにも優しくしてくれたんだから、私のことが好きに違いない”
それは、優しさが”好かれるための手段なんだ”ということを無意識に思ってしまっているから起こる。
ある種の依存ではないだろうか。
この人なら私のことを理解してくれるはず(他人への期待)、理解してくれるはずだから、(見返りを求めて)態度よくしておこう。
では、自分に対して、少しでも理解してくれないと感じたら(心の支えにならないと感じたら)、その人のために良くしてあげる意味はなということなのか。
私にとって、利益の見込みがない人に対して尽くすなんて無駄だった、と後悔するのだろうか。
他人からの優しさをどう捉えていくか
相手が好きで振り向かせたくて(目的)、一時的に向ける手段的な優しさと特定個人に対してだけでなく人全体に対しての優しさの2つがあると思います。
あくまで主観だが、私は後者になりたい。
他人に対しても優しく接すれば、それは自分に返ってくるのではなく、自分自身を元気づけるきっかけになると思うようになりました。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
返報性の法則という言葉にもあるように、何かしてくれた(優しくしてくれた)から、自分も何かお返ししないと思う心理によって、”優しさ”を向けられた瞬間、私に何か求められているような感覚が私はあるように感じてしまうのですが、皆さんはどうでしょうか。
日常生活や人とのかかわりの中で疑問に思ったこと、ゆったり書いていこうと思うので、この記録が少しでも皆さんの役に立つことができたのなら望外の喜びです。
コメント